夢で親友や家族が死んで、すごく悲しんでるって?実はそれ、フロイトによると、子供の頃にその人が死んじゃえばいいのに…って思ってた願望が、夢の中で出てきてるってことらしいんだ。

子供って、お父さんお母さんの愛情を独り占めしたいから、兄弟姉妹とか、嫌いな人がいなくなればいいのにって、無意識に思っちゃうことがあるんだって。子供の世界、というか大人の潜在意識の中では、誰かを殺すっていうのは、大それた罪じゃなくて、「もう二度と会いたくない」っていうくらいの感覚なんだとか。

だから、誰かにイライラしたり恨んだりしてると、その人が死ぬ夢を見るんだって。で、それが親しい人だったら、夢の中で必要以上に悲しむフリをするんだってさ。

もちろん、本当に心配してるだけの場合もあるよ。例えば、おじいちゃんが病気だっていう手紙をもらった後に、おじいちゃんが死ぬ夢を見たとしたら、それは心配してるってことだよね。

夢って、昼間の出来事の続きみたいなもんで、昼間できなかったこと、満たされなかったことが夢の中で実現したりするんだ。未来を予知する夢もあるけど、逆夢っていうのもあるよね。死は怖いけど、夢の中で死ぬのは、実はいいことの前兆だったりするんだ。

フロイトは、好きな人が死ぬ夢は解釈が難しいって言ってた。夢の中で、その人が生きてたと思ったら急に死んじゃって、また生き返ったり…って、わけわかんない展開になることもあるんだって。これは、本当は全然冷めてないのに、冷めてるフリをして、複雑な感情を隠そうとしてるんだって。